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ちいさい桃ちゃん、苺ちゃん
ヨーキー桃とマルチーズ苺の日常 お役立ちブログを目指しています

 
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わんこの本① ハラスのいた日々

                 

わんこのエッセイや漫画が好きで、いい本らしいとの噂を聞きつけると、いそいそと買ってしまいます。
専門家の書評より、一般の方が書かれた読書感想ブログが個人的には好きなので、
私の主観まみれの感想ではありますが、書いてみようと思いました。
お時間のある時の暇つぶしになれれば幸いです。

                

角田光代さんのエッセイ本に
『犬の写真集より、猫の写真集のほうがダントツに売れると聞いたことがある』という記述がありました。
角田さんが、そう話す人にその理由を尋ね、かえってきた答えは、
『犬を飼っている人は、自分のうちの犬(とその犬種)が好きなんです。猫を飼っている人は。世界中の猫を好きになるんです』


確かにそういう部分もあるようなないような…。
写真集は猫の方が売れているかもしれないけど、エッセイや小説だったら、どうなんだろう?
猫好きは容姿や仕草といった視覚的に訴えるものに、魅力を感じ、
犬好きはわんこと人の心情的なものに、より魅力を感じるような気がします。

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「ハラスのいた日々」

本の内容も好きなのですが、著者の中野孝次さんとセットで、忘れられない本になりました。

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この本を初めて読んだ頃、対談番組に出演していた中野孝次さんをお見かけしました。
私が想像した人物像は「ちょっと偏屈なところもあるけれど、穏やかで、犬のことになると饒舌になる人」でした。

ところ中野さんは対談番組だというのに始終無口で不機嫌、司会の方が話をふるたび、
見ているこちらが気を使ってしまうような沈黙が流れました。
愛犬ハラスの話になって、相好を崩せば可愛げもあったのですが、更に怒ったような顔になりました。

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まだ年若かった私には呆気にとられるような気難しさでした。

それなのに「人に対してはあんな態度なのに、愛犬にはこんなにメロメロなのねー」などと思い出しながら本を読み返しているうちに、不機嫌丸出しだった中野さんのことが、父親よりずっと年上なのにかわいらしく思えてきました。

亡くなったとの訃報をニュースで知った時は、親しい人が亡くなったかのような寂しい気持ちになったのを覚えています。



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あの時の対談を今の私が改めて見たらどう感じるだろう。
無口だったのは、緊張のせいかもしれない。ハラスの話をされ怒っているように見えたのは、泣きそうになるのを堪えていた顔かもしれません。

本の中で、愛犬に死なれた老人が「犬を殺してしもうて」という表現をし、中野さんはギョッとするのですが、
『愛犬に死なれた苦痛と哀れさはまさにそんな言葉であらわすしかないことを、それから十年経って私も思い知らされたのである』と書かれています。


「わんこの本を読んだことないけど、おすすめの本はある?」なんて聞かれたことは一度もないけれど、
私が差し出すのは、間違いなく「ハラスのいた日々」です。











桃の出番なかった
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プロフィール

桃苺

Author:桃苺
2014年11月3日生まれ
🍑ヨーキーの女の仔、桃
2018年7月31日生まれ
🍓マルチーズの女の仔、苺

少しでもお役にたてる内容が
あれば幸いです

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