秋の訪れを告げる雨降る深夜のことでございました
かすかな物音に、私は浅い眠りから目が覚めました
灯りがついていても寝られるのに、物音には敏感でございます

音がした方に足を向けると、台所になにやら散らばっておりました
偶然に落ちたにしては、人為的な香りがいたします

見慣れぬ食べ物です
桃苺父が置く場所に困り、棚に突っ込んでいったものでございましょう

立ち尽くす私の前を白いものが通り過ぎました
犯人は犯行現場に戻るものでございます
そして、白いものは私に気づくと、逃げるように去っていきました
嫌な予感がし、私は白いものを追いかけました
すると・・・
・・・・・・・・・・!
それは、欲張りすぎると、一つも食べられないという見本でございました

危険なので、食料の管理にはよくよく気を付けたいと存じます

母は昨晩読んだ
江戸川乱歩に影響されています

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